- おしっこの出が悪くなった気がする
- 夜中、何度もトイレに起きて眠れない
- 尿がまだ残っている感じがする
こんなお悩みはありませんか?
これらは男性特有の病気、「前立腺肥大症」の代表的な症状です。
大阪市住吉区のきしもとクリニック泌尿器科では、こうした男性の排尿トラブルに対して、泌尿器科専門医が検査・治療を行っています。一人で悩まず、まずはご自身の症状をチェックしてみましょう。
【セルフチェック】こんな症状はありませんか?
まずは、ご自身の症状がどれくらい当てはまるか確認してみましょう。
- 排尿後、まだ尿が残っている感じがする
- トイレに行ったのにまた行きたくなる
- 排尿中に尿が途切れることがある
- 急に尿がしたくなり、我慢するのが難しい
- 尿の勢いが弱く、時間がかかる
- お腹に力を入れないと尿が出ない
- 夜寝てから何度もトイレに起きる
上記の項目にいくつか当てはまる場合、前立腺肥大症の可能性が高いと言えます。
前立腺肥大症とは?なぜ起きる?
前立腺は、男性にだけある臓器です。 膀胱のすぐ下にあり、尿の通り道(尿道)をぐるりと取り囲むように位置しています。正常な前立腺はクルミくらいの大きさ(約20g)で、精液の一部を作る役割を持っています。
なぜ尿が出にくくなるの?
加齢とともにホルモンバランスが変化することで、前立腺は徐々に大きくなります。 肥大した前立腺が、内側を通る尿道を圧迫して狭くしてしまうため、「おしっこの出が悪い」「勢いがない」といった症状が現れます。また、圧迫された膀胱が過敏になり、「トイレが近くなる」症状も併発します。
尿が出にくい症状(閉塞症状)
前立腺肥大症でよくみられる「出にくさ」の症状には、次のようなものがあります。
- 尿の勢いが弱い、細い
- 排尿に時間がかかる
- 途中で尿が途切れる
- 排尿後もスッキリ出切った感じがしない
トイレが近い症状(刺激症状)
膀胱にも負担がかかり、次のような症状が出ることがあります。
- 日中のトイレの回数が多い(頻尿)
- 夜中に2回以上トイレに起きる(夜間頻尿)
- 急な尿意で我慢が難しい(尿意切迫感)
- 尿が漏れてしまう(尿漏れ)
これらの症状は、前立腺肥大症だけでなく、過活動膀胱や膀胱炎、前立腺癌などでも起こります。原因を正しく見極めるためには、泌尿器科での検査が大切です。
泌尿器科で行う検査
当院では、痛みの少ない検査で診断を行います。
問診・診察
いつ頃から、どのような排尿トラブルがあるのかを詳しくお伺いします。持病や内服中のお薬、過去に前立腺の検査や治療を受けたことがあるかなども確認します。
尿検査
尿に血が混じっていないか、細菌感染や炎症がないかを調べます。膀胱炎や前立腺炎との鑑別にも役立つ、基本的な検査です。
超音波検査(エコー)
膀胱にどのくらい尿が残っているかや、前立腺の大きさ・形を確認します。痛みはほとんどなく、短時間で行える検査です。
血液検査(PSA検査)
前立腺癌の可能性を調べるために、腫瘍マーカーであるPSA(前立腺特異抗原)の値を測定します。前立腺肥大症と前立腺癌は別の病気ですが、同時に合併していることもあるため、50歳以上の男性では特に重要な検査です。
尿流量測定(ウロフロメトリー)
専用のトイレで排尿していただき、尿の勢い(最大尿流量)や排尿時間などを調べる検査です。「どのくらい尿が出にくくなっているか」を客観的な数値で評価できます。
前立腺肥大症の治療法
治療は大きく分けて「薬物療法」と「手術療法」があります。 患者さんのライフスタイルや症状の重さに合わせ、最適な治療法を提案します。
薬物療法(まずはここから)
多くの患者さんは、飲み薬で症状が改善します。
- α1遮断薬(シロドシン、タムスロシン )
前立腺や尿道の筋肉の緊張を和らげ、尿の通り道を広げることで、尿の勢いを改善します。膀胱の過敏さが和らぐことで、頻尿や夜間頻尿が軽くなることもあります。
- PDE5阻害薬(タダラフィル)
前立腺や下腹部の血流を改善し、筋肉の緊張をほぐすことで排尿を助けるお薬です。勃起不全の治療薬としても知られております。
- 5α還元酵素阻害薬(デュタステリド )
男性ホルモンの働きを一部抑えることで、前立腺そのものを少しずつ小さくしていくお薬です。前立腺がかなり大きい方や、長期的な症状改善をめざしたい方に用いられることが多いです。
これらの薬は、作用する仕組みが異なるため、症状や検査結果に応じて併用することも可能です。服用中の他のお薬との相性も含めて、医師がバランスを見ながら治療方針を決めていきます。
手術療法
次のような場合には、手術を検討することがあります。
- お薬で十分な改善が得られない場合
- 尿が出ない状態を繰り返している場合
- 膀胱結石や腎障害などを合併している場合
代表的な手術方法として、以下のようなものがあります。
経尿道的前立腺切除術(TURP):
尿道から内視鏡を入れ、電気メスで前立腺の一部を削る方法
ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)
レーザーで前立腺をくり抜くように取り除く方法
光選択的レーザー前立腺蒸散術(PVP)
高出力レーザーで前立腺組織を蒸散させて減らす方法
当院では外来で検査・薬物療法を行い、手術が必要と判断される場合には、連携する専門病院をご紹介いたします。
日常生活で気をつける5つのポイント
薬による治療だけでなく、生活習慣の見直しも症状改善に役立ちます。
- ウォーキングなどの軽い運動を習慣にする
- アルコールやコーヒーなど、刺激物はとり過ぎない
- 辛い物・塩分の多い食事を控えめにする
- 長時間座りっぱなしを避け、体を動かす
- 下半身を冷やさないようにする
これらは、前立腺肥大症だけでなく、頻尿や夜間頻尿全般の対策としても有効です。
前立腺肥大症についてよくある質問
Q. 前立腺肥大症は必ず治療が必要?
A. 必ずしもすべての方に治療が必要ではありません。 「少し勢いが弱い」程度で、日常生活に困っていないのであれば、経過観察で済むことも多いです。しかし、「夜何度も起きて睡眠不足」「外出時にトイレが心配」「残尿感で不快」といった場合は、治療によって生活の質(QOL)が劇的に改善します。まずはご相談ください。
Q. 放置すると前立腺がんになる?
A. 前立腺肥大症が進行して「がん」になることはありません。 これらは別の病気です。ただし、「肥大症だと思っていたら、実はがんも併発していた」というケースは珍しくありません。症状が似ているため、自己判断せず泌尿器科でPSA検査を受けることが重要です。
Q. 前立腺肥大症を放置するとどうなる?
A.症状が進行すると、飲酒や風邪薬、便秘などをきっかけに、突然まったく尿が出なくなる「尿閉」を起こすことがあります。尿閉が続くと、膀胱が過度にふくらんで痛みが強くなり、腎臓にも負担がかかって腎機能障害や感染症の原因になることがあります。尿閉を防ぐためにも、早めの受診が大切です。
Q. 前立腺肥大症の薬を併用しても大丈夫?
A.α1遮断薬・PDE5阻害薬・5α還元酵素阻害薬は、それぞれ作用する仕組みが異なります。そのため、症状や前立腺の大きさに応じて、併用することも可能です。ただし、他の病気のお薬(高血圧・心臓病・糖尿病など)との飲み合わせもありますので、必ず医師の指示のもとで内服してください。
Q. 市販薬でも治りますか?
A. 一時的な緩和は期待できますが、根本治療にはなりません。 市販の漢方薬などで症状が和らぐこともありますが、前立腺の大きさやがんの有無はわかりません。一度は専門医の診察を受け、ご自身の状態を正しく把握することをお勧めします。
アクセス・対応エリア
所在地
当院は大阪市住吉区にあり、長居・あびこエリアを中心に、住之江区・堺市方面からもアクセスしやすい立地にあります。
駐車場
クリニック前に駐車場を完備しており、お車でも安心してご来院いただけます。
地図・アクセス
電車・バスでの詳しい行き方をご案内してます。
▶︎ 「アクセス」ページをご覧ください。
大阪市住吉区・住之江区・堺市で「前立腺肥大症」にお悩みの方へ
「尿の勢いが弱くなってきた」 「トイレの回数が増えてきた」 「夜中に何度もトイレに起きてしまう」
前立腺肥大症は、加齢とともに多くの男性にみられる病気ですが、「年のせいだから仕方がない」とあきらめる必要はありません。適切な検査・治療を行うことで、排尿トラブルが改善し、日常生活の負担を大きく減らすことができます。
きしもとクリニック泌尿器科では、地域のかかりつけ医として、患者様のプライバシーに配慮しながら親身にサポートいたします。
大阪市住吉区、住之江区、堺市で、尿の出にくさ・頻尿・夜間頻尿・残尿感などの症状にお悩みの方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
記事の監修者
日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医
泌尿器科専門医として、前立腺肥大症をはじめ、前立腺がん、頻尿・尿漏れなどの排尿障害、EDなど、男性特有の健康課題に対して豊富な診療経験を持っています。「話しやすい・相談しやすい」診療を心がけ、医学的根拠に基づいた情報発信を行っています。


