これらの症状は「過活動膀胱」という病気かもしれません。「年齢のせいだから仕方ない」と諦めてしまう方も多いですが、適切な治療で改善することが多い病気です。毎日を安心して過ごすために、まずは専門医へご相談ください。
住吉区(住之江区・堺市)で過活動膀胱の治療をお探しの方は、泌尿器科専門医が診察する「きしもとクリニック泌尿器科」へご相談ください。クリニック敷地内に【専用駐車場・駐輪場】を完備しております。
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過活動膀胱とは?
過活動膀胱とは、「尿が十分に溜まっていないのに、膀胱が勝手に収縮してしまう状態」を指します。日本国内に1,000万人以上の患者さんがいると言われる非常に身近な病気で、急な尿意(尿意切迫感)が最大の特徴です。
急な尿意、頻尿、夜間頻尿、尿漏れ
「急に行きたくなる」「我慢しにくい」
内服治療、膀胱訓練、骨盤底筋訓練
💡 「トイレが近い」だけでなく、急な尿意があることが過活動膀胱を考える大きなヒントです。
💡 「年齢のせい」と諦められがちですが、治療で症状が軽くなることが多い病気です。
過活動膀胱セルフチェック
「過活動膀胱かも…」と不安な方は、以下の項目に当てはまるか確認してみてください。
いくつか当てはまる場合は、過活動膀胱の可能性があります。自己判断で様子を見るよりも、泌尿器科専門医に相談することをおすすめします。
泌尿器科での専門的な検査
過活動膀胱と似た症状でも、実は「膀胱炎」や「膀胱がん」「結石」などが隠れている場合があります。当院では尿検査や超音波(エコー)検査を行い、これらの病気がないかを診断します。
また、排尿後に尿がしっかり出し切れているか(残尿量)を確認することで、より安全で効果的なお薬の選択を行います。
過活動膀胱の主な原因
過活動膀胱の原因はひとつではなく、いくつかの要因が重なっていることもあります。
① 加齢による膀胱の変化
年齢とともに膀胱の柔らかさが失われ、少ない尿量でも膀胱が敏感に反応しやすくなります。
② 骨盤底筋の筋力低下
加齢や出産などで骨盤底筋が弱まると、膀胱や尿道を支える力が低下し、尿意切迫感や尿漏れにつながることがあります。
③ 前立腺肥大症の影響(主に男性)
前立腺が大きくなると尿の通り道が狭くなり、膀胱に負担がかかって過敏になり、過活動膀胱のような症状が出ることがあります。
▶︎ 参考:前立腺肥大症のページ
④ 脳・神経の病気に伴うもの
脳梗塞・脳出血、パーキンソン病、脊髄の病気などで、膀胱をコントロールする神経の働きが乱れると、強い尿意が起こりやすくなります。
⑤ その他の病気が隠れていることもある
膀胱炎などの感染症、膀胱結石、膀胱腫瘍などでも頻尿や尿意切迫感が出ることがあります。自己判断せず、泌尿器科での評価が大切です。
当院で行う検査(原因の見極め)
過活動膀胱は、ほかの病気を除外しながら診断していくことが大切です。状態に応じて以下を組み合わせて評価します。
検査のポイント
① 問診(症状の中心が何かを確認)
日中の回数、夜間頻尿の有無、急な尿意、尿漏れ、排尿しにくさ、残尿感、生活への支障などを詳しくお伺いします。症状の中心が「急に我慢できない尿意」かどうかが重要なポイントです。
② 尿検査 + 超音波(エコー)検査
尿検査で炎症や血尿の有無を確認します。さらに超音波(エコー)で、膀胱に尿がどれくらい残っているか(残尿量)や、前立腺の大きさ(男性)などを確認し、ほかの病気が隠れていないかを診断します。
③ 必要に応じて血液検査
高齢男性では、必要に応じて採血でPSAなどを確認することがあります。
過活動膀胱の治療
治療は、症状を抑える「お薬」と、膀胱を鍛える「訓練」を組み合わせて進めます。
1. お薬による治療
① β3作動薬
膀胱を広げて尿を溜めやすくするお薬です。過活動膀胱の治療で最もよく使われ、副作用が少なく、高齢の方にも使いやすいのが特徴です。
② 抗コリン薬
膀胱が勝手に縮もうとする動きを抑えるお薬です。口の渇きや便秘などの副作用が出ることがあります。
③ 漢方薬(八味地黄丸など)
冷えや加齢に伴う排尿トラブルに対して、漢方薬を用いることがあります。体質や症状に合わせて選択し、他のお薬と組み合わせて使用する場合もあります。
2. 自宅でできるトレーニング(行動療法)
① 膀胱訓練
尿意を感じてもすぐにトイレに行かず、まずは5分から、少しずつ排尿の間隔を延ばしていく訓練です。膀胱の容量を増やす効果があります。
無理に長時間我慢する必要はありません。「少しだけ我慢」を積み重ねるイメージで行います。
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現在の排尿間隔を把握
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5分程度我慢することからスタート
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慣れてきたら、10分・15分と、少しずつ間隔を長くしていく
② 骨盤底筋訓練
肛門や尿道をギュッと締める体操です。筋肉を鍛えることで、突然の尿意に耐えられるようになり、尿漏れを防ぐ力を養います。2〜3か月ほど続けると効果を実感しやすいとされています。
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仰向けになり、両膝を軽く立てる
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体の力を抜き、肛門・膣・尿道をギュッと締める
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数秒キープした後、力を抜く
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2〜3回から始め、毎日コツコツ続ける
💡 副作用が心配な方や高齢の方には、体質や背景疾患に応じて使いやすい薬を選ぶことが大切です。当院では、症状だけでなく、残尿の有無や生活背景も踏まえて処方を検討します。
当院過去5年間の過活動膀胱治療薬の実情
過活動膀胱の治療では、「実際にはどの種類の薬が多く使われているのか?」は、患者さんにとって気になるポイントだと思います。
当院で約5年間に過活動膀胱の薬物治療を行なった患者さんを集計した結果は以下の通りです。
集計期間:2021年5月 〜 2026年3月(当院調べ)
・ベタニス 276例
💡 泌尿器科専門医・院長の視点 当院の約5年間のデータでは、過活動膀胱の薬物治療はβ3作動薬が圧倒的に多いという結果でした。10年ほど前までは「抗コリン薬」が標準的な治療薬でしたが、現在は副作用が少ない「β3作動薬」が登場したことで、まずこちらから治療を開始するケースが主流となっています。抗コリン薬は、β3作動薬のみでは効果が十分でない場合に検討することが多い治療薬です。
頻尿は「年齢のせいだから仕方ない」「治らないもの」とあきらめている方も多いですが、今は副作用の少ないβ3作動薬という選択肢があります。頻尿や急な尿意でお困りの方は、あきらめずに一度、内服治療を試してみてください。毎日の過ごしやすさが変わるかもしれません。
頻尿や急な尿意でお困りの方は、あきらめずに一度ご相談ください。
日常生活で気をつけるポイント
(膀胱を刺激します)
(溜まった便が膀胱を圧迫し、過敏になる)
(冷えは尿意を強くする大きな原因です)
(肥満は骨盤底への負担を増やします)
(不安で飲みすぎないよう適切に)
当院での過活動膀胱診療の流れ
よくある質問(Q&A)
大阪市住吉区(住之江区・堺市)で
「過活動膀胱(頻尿・尿漏れ)」にお困りの方へ
過活動膀胱は、急な尿意、頻尿、夜間頻尿、尿漏れなどを起こす病気です。命に関わる病気ではありませんが、外出や仕事、睡眠の質に大きく影響し、生活の満足度を下げてしまうことがあります。
きしもとクリニック泌尿器科では、泌尿器科専門医が原因を見極め、生活指導と必要な治療を行います。住吉区(長居・あびこ)、住之江区、堺市で過活動膀胱・頻尿・尿漏れにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
記事の監修者
きしもとクリニック泌尿器科
院長 岸本 望
日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医
泌尿器科専門医として、過活動膀胱・頻尿・夜間頻尿・尿漏れなど排尿トラブルの診療経験が豊富です。症状の背景を整理し、患者さんに合った検査・治療をご提案します。
当院のご案内
アクセス・対応エリア
当院は大阪市住吉区にあり、長居/あびこエリアを中心に、住之江区・堺市方面からもアクセスしやすい立地です。
クリニック前に駐車場も完備しております。


